GX形

切管長さ計算 ローカルルール版

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◆ ローカルルール版:一体化長さ = 定尺長さ

この版では、異形管(曲管・T字管)の前後に確保する一体化長さを、角度・設計水圧・土かぶりに関わらず片側あたり定尺管1本分とします。
定尺長さ:φ75・100=4m/φ150〜250=5m/φ300〜450=6m
=異形管の前後にそれぞれ定尺管を1本ずつ直結する、という運用ルールです。便覧の早見表(表13等)より安全側(長め)になります。

呼び径 φmm

接続先(曲点・分岐点の部材)

曲管の角度

この切管はT字管の…

片落管の向き

仕切弁の寸法を確保します。切管の甲乙(測定起点)に応じて、受口側L2または挿し口側L3を引きます。呼び径75〜250が対象です。

測定の起点 どの部材の・どちら端から測ったか

作る切管

挿し口から測定するため、自動的に甲切管になります。

切管挿し口の作り方 最小切管寸法の判定に使用(便覧T57 表32)

切管ユニット:P-Link・G-Link を使って挿し口を作る場合(呼び径75〜300)。
挿し口リング:切管用挿し口リングで挿し口を作る場合。

呼び径350以上は切管ユニットの対象外のため、挿し口リングに切り替えました。

測定距離 既設管端 → 曲点/分岐点

mm

ライナの数 自動計算

切管 有効長

mm
切断位置(受口端から)
mm
挿入長さ
部材側で引く寸法

一体化長さ(=定尺長さ) 異形管の前後に確保

この部材の前後にそれぞれ(=定尺管1本分)
m を一体化

※片落管・仕切弁は、この版でも一体化長さは定尺長さで統一しています(便覧の表3・表5=土かぶり0.6m・スリーブなしの値は説明ページに掲載)。

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このアプリについて

GX形ダクタイル鋳鉄管の現場で、曲管・T字管・継ぎ輪の手前に入れる切管の有効長と切断位置を計算します。日本ダクタイル鉄管協会(JDPA)規格 G 1049 の寸法に基づきます。本版はローカルルール版で、一体化長さを角度・設計水圧・土かぶりに関わらず定尺長さ(片側あたり定尺管1本分)とする運用に対応しています。

使い方

① 呼び径を選ぶ → ② 接続先(曲管・T字管・継ぎ輪)を選ぶ → ③ 測定の起点と切管の種類を選ぶ → ④ 現地の測定距離を入れる。これで有効長と切断位置が自動で出ます。

用語

甲切管・乙切管

甲切管は受口がある切管、乙切管は受口がない切管です。甲切管は受口端から、乙切管は挿口端から測って切ります。

P と Y(耐震の挿入寸法)

GX形は地震時に伸縮できるよう、挿し口を受口に目一杯挿さず余裕を残して止めます。Pは受口端から挿し切れる長さ、Yは止め位置から極限位置までの余裕です。受口端から測ったときは実際の挿入長 P−Y を足します。

ライナと伸び量

切管の挿し口にはライナを入れます。ライナの種類で引く量が変わります。

・曲管挿し口(曲管が刺さる)… ライナ幅 A を引く
・直管挿し口(直管が刺さる)… 伸び量 A−Y を引く

切断位置の考え方

切管の挿し口が何に刺さるかで足す量が変わります。

・先が異形管(曲管等)… 切断位置 = 有効長 + P
・先が直管(入れ替え時など)… 切断位置 = 有効長 + P−Y

ライナの自動計算(簡易法)

一体化区間(角度ごとの一体化長さ)の中に入る直管受口の数だけライナが入ります。有効長が一体化長さ以上だと切管自体が区間を埋めるためライナが減ります。

切管手前の管切管種別有効長ライナ
受口一体化長さ以上1個
受口一体化長さ未満2個
挿口以上0個
挿口未満1個
受口0個

「ライナの数を手動で変更する」にチェックを入れると個数を上書きできます。

一体化長さ(ローカルルール:=定尺長さ)

この版では、異形管(曲管・T字管)の前後にそれぞれ確保する一体化長さを、角度・設計水圧・土かぶりに関わらず定尺管1本分とします。呼び径ごとの定尺長さは次のとおりです。

呼び径一体化長さ(片側・定尺1本分)
75・1004m
150・200・2505m
300・350・400・4506m
これは便覧T57の早見表(表13等)に基づく値ではなく、現場・自治体の運用ルールとして「異形管の前後に定尺管を1本ずつ直結する」という考え方を採用したものです。多くの条件で便覧値より長め(安全側)になりますが、便覧の早見表より短くなる条件(例:90°曲管・大口径・高水圧)もあり得るため、正式な設計では便覧の一体化長さ計算で確認してください。

T字管の本管側・枝管側とも、このルールでは前後に定尺管1本分を一体化します(便覧では本管側1m・枝管側は表の値、という区別がありますが、本版では定尺長さで統一しています)。

片落管・仕切弁(ローカルルール:一体化長さ=定尺長さ)

この版では、片落管・仕切弁の一体化長さも、曲管・T字管と同じく定尺長さ(片側あたり定尺管1本分)で統一しています。参考として便覧の表3・表5(土かぶり0.6m・ポリエチレンスリーブなし)の値を下に掲載します。呼び径は片落管100×75〜250×200、仕切弁75〜250に対応しています。

片落管(大管×小管)便覧0.75MPa便覧1.3MPa
100×752.54.5
150×1005.08.5
200×1505.08.5
250×2005.08.5
仕切弁・管端部便覧0.75MPa便覧1.3MPa
755.59.5
1007.011.5
1509.516.0
20011.520.0
25014.023.5
片落管の寸法引きは、日本ダクタイル鉄管協会への確認を踏まえ、片落管は大口径側と考え、測定距離から片落管の有効長(受挿しはL1、挿し受はL2)を引いています

仕切弁の寸法引き:曲管と同じく測定起点で決まり、受口系ならL2(90/90/110/130/150mm)、挿し口系ならL3(400/400/440/480/530mm)を引きます。

最小切管寸法(便覧T57 表32)

切管の有効長には作業上の最小長さがあります。切断・継手の接合・解体に必要な寸法から決まり、切管挿し口の作り方(切管ユニット/挿し口リング)甲切管/乙切管呼び径で変わります。有効長がこの値を下回ると警告が出ます(計算結果はそのまま表示します)。

呼び径切管ユニット挿し口リング
75660770700770
100660770720770
150680770740770
200680770740770
250680770740770
300720820760820
3509701010
4009701020
4509801020

切管ユニット(切断後にP-Link・G-Linkで挿し口を作る)は呼び径350以上が表32の対象外です。その場合は挿し口リングの値で判定します。なお表32は継ぎ輪の預け代(せめ配管など)を考慮していないため、そうした配管では別途検討が必要です。

最大切管寸法(参考・JDPA資料11)

切管の有効長には最大長さの目安もあります。定尺管(直管の有効長)から次の値を引いたものです。有効長がこれを上回ると警告が出ます(計算結果はそのまま表示します)。

呼び径甲切管(受挿し管)乙切管(両挿し管)
50〜250直管有効長 − 200mm直管有効長 − 500mm
300〜直管有効長 − 200mm直管有効長 − 1000mm

本アプリの定尺長は φ75・100=4000mm、φ150〜250=5000mm、φ300〜450=6000mm を用いています。例:φ100 甲切管なら最大 4000−200=3800mm、φ300 乙切管なら 6000−1000=5000mm。

補足(資料11 注記2):甲切管の有効長は、受口にY寸法があるものはY寸法を含んだ長さです。また切管ユニットの有効長にはP-Linkの長さは含みません。

注意

本アプリの計算は参考値です。実際の施工では現場条件・設計図・最新の規格・自治体のローカルルールを必ずご確認ください。